家具メーカーは大きく分けて5つ
家具メーカーのデザイナーに就職したいという方は、まずこの業界が大きく分けて2つに分かれていることを認識する必要があります。
まずは最大手と呼ばれる富士ファニチアやカリモクのようなメーカーです。
ここは様々な分野の家具を取り扱っているメーカーであり、こちらに就職したのならばデザイナーとして手がける商品も多種多様となるでしょう。
2つ目が椅子専門やソファー専門などの分野に特化している専門メーカーです。
専門メーカーの区分けについては人によって意見が分かれるところですが、一般的に椅子・ソファー・ベッド食器棚や箪笥などの箱物の4つのカテゴリーに分けて専門のメーカーがいると考えられています。
家具メーカーに就職予定の方はどういった家具をデザインしたいのか、どこに就職したいのかで出来る事ややることが異なってくるのを意識して就職活動や勉強を積み重ねていきましょう。
プロダクトデザイナーになり家具に携わることも
また、先ほど述べた2つの分かれ道以外にも家具にデザイナーとして関わることも仕事もあります。
それがプロダクトデザイナーになり、デザイン事務所で働くというスタイルです。
これは家具メーカーに就職するのではなく、家具メーカーからデザインの依頼を受けて仕事をするというスタンスになっており、どういったデザイン事務所に就職するのかで家具に携われるかどうかも変わってくるでしょう。
プロダクトデザイナーとしてデザイン事務所に入るといっても、どういった分野で活躍するデザイン事務所なのかで求められる仕事内容が一緒でも必要な知識や技術が大きく異なってきますので、ある程度事務所をしぼって探す必要も出てきます。
今では3Dでのデザインが一般的
一昔前まではデザインと言えば手書きというイメージでしたが、パソコンが普及してあらゆる情報がデータとして扱われるようになった現代では、デザイナーも3D-CADソフトなどを駆使して立体的に製品をデザインする技術も求められます。
こういったソフトは単価が高く自宅に取り入れて練習するのもかなり難しいので、そういったソフトを扱う練習をしたいという方は専門学校に入るといった対応が必須となってくるでしょう。
大手か専門家デザイン事務所か
このように業種ごとに細かく分かれる仕事ですが、その中からどのように仕事に着手したいのかも働く先で大きく変わってきます。
どういった形で自分がデザイナーになりたいのかをある程度はっきりしておかないと、就職した後に「なんか思っていたのと違う」となってしまいますので注意しましょう。
学生のうちに社会人の気持ちを完全に理解することも体現することも難しいのは間違いありませんが、わかりにくいからとか見えにくいからという理由から放置してしまうことで大変な目に遭ってしまうのもまた事実なのです。