フリーランスになるということ
様々な業種でフリーランスの立場にある人がいます。
一言で説明するとこのフリーランスとは『何らかの団体や会社に所属することなく様々な仕事と契約を選んで対応する人』となります。
業界的にフリーランスな人が多いのはカメラマン・ライター・プログラマー、そしてデザイナーです。
フリーランスは企業に雇用されていないフリーな立場なので、それ故のメリットとデメリットを背負っている立ち位置でもあります。
自由に仕事をするという言葉だけでついつい惹かれてしまう方もいるかもしれませんが、実態は最低賃金の保障や有給休暇や労働災害が発生した時の補償などがないため安定性という部分ではサラリーマンよりも厳しい立場にもあるのです。
フリーランスのデザイナーとはどんな仕事なのか
次はデザイナーにおけるフリーランスとはどんな立ち位置なのかを見ていきましょう。
基本的にフリーランスデザイナーは企業や会社から依頼されたモノのデザインを行い、状況次第ではブランディングを行う立場の人となります。
メーカーに所属するインハウスデザイナーやデザイン事務所に所属するデザインスタッフで経験を積み、多くの人達との人脈を構築してからたどり着く業種でもあり、いきなりフリーランスのデザイナーになることはほぼ不可能です。
他のデザイナーと一緒で企業や会社から依頼されてデザインを担当する以外にも、クライアントを確保して仕事をもらうための経営力も必要になってきますので、会社勤めのデザイナーとは異なる部分も多々あります。
業務内容を掘り下げる
フリーランスのデザイナーも基本的には他のデザイナーと一緒です。
ただし、仕事を受ける前にクライアントを捜すという応対が必要になります。
そこで仕事を確保出来ればコンセプトを設定した後にターゲットを想定し、依頼主との考え方のすりあわせを行っていきましょう。
イメージが固まったらあとは市場調査やリサーチを行っていきます。
その後はラフスケッチを作成し、それを用いて開発担当や企画担当などと打ち合わせを行い最終デザインに近づけていくことになるでしょう。
ある程度形になったら模型を作成して細部の修正や模型を用いた検証や実験や調査も重ねていきます。
そこまでやったら設計図が完成して商品化となるのです。
とにかく経験と人脈は必須
フリーランスで仕事を貰えるかどうかは今までの実績と人脈が大きく関係しており、いきなりフリーランスで働くのは難しいです。
フリーランスで活躍している方はどこかの企業に勤めてある程度の業績及び経験を持った上でフリーランスになります。
最終的にフリーランスになりたいという人でも、最初のうちはどこかの企業やデザイン事務所に就職して人脈を増やしつつ経験を重ねていきましょう。