自動車・バイクメーカーや家電メーカー
自動車やバイクの製造に関わるプロダクトデザイナーは多くいます。
自動車やバイクを購入する人にとって、デザインは大きな判断基準となります。
どの時代でも、乗り物に対する見た目の良さの追求は存在するのです。
機能性や安全性を兼ね備えた上で、自動車・バイクマニアの目を引くような製品をデザインできる人材は、製造業では重宝されます。
家具・生活雑貨メーカーや家電メーカー
家具や生活雑貨も、優秀なデザイナーはが欠かせないジャンルです。
毎日の生活で目にする家具や生活雑貨は、見た目を自分好みのもので揃えたいという人が多数です。
1人暮らしの人などは個性を出せるところなので、凝ったデザインの家具を欲する人が多いでしょう。
生活に寄り添ったデザインを作ることができるデザイナーが、家具・生活雑貨メーカーで活躍できるのです。
また、家電をインテリアの一部とみなしている人も多いでしょう。
また、多くの家電は安くはないので、どうせ高いお金を出して買うのならスタイリッシュでカッコいい見た目のものが欲しいと思うのが普通です。
家電は、機能性はもちろんのこと、サイズや色合い、形などが売り上げに大きく影響しますし、流行も読み取らなければいけません。
プロダクトデザインを学んだスペシャリストが、どの家電メーカーでも必要とされるのは自然なことでしょう。
オモチャメーカー・文房具メーカー
オモチャも、デザインが売り上げに直結するジャンルです。
子供がオモチャを欲しいと思う動機は、機能性ではなく見た目です。
オモチャ売り場やコマーシャルなどで、パッと子供の目を引き付ける製品を作ることができる能力は、オモチャメーカーには無くてはならない能力です。
安全面の管理や、教育面から見た効果などを考慮する必要があるので、他の就職先に比べると特殊な仕事内容になる傾向にあります。
また、文房具は見た目で選ぶ、という人がほとんどでしょう。
多くが電子機器ではない文房具は、機能性には制限があり、鉛筆もハサミも消しゴムも機能は大きく進化していません。
そのため、他社製品と差別化をするには見た目を工夫するしかないのです。
また文房具は、自動車や家電と違い、子供からお年寄りまで、多くの人が日常的に手に取って見るものなので、特にデザインが重要視されるのです。
デザイン事務所
企業の専属のデザイナーになるのではなく、企業からデザインを受注する会社に就職する場合もあります。
専属だと同じジャンルのデザインを長期間行うことになりますが、デザイン事務所に所属すると案件ごとにデザインするものが変わるので、様々な業界のデザインに携わることができるというメリットがあります。
そのため、プロダクトデザイナーの中では人気の就職先です。