プロダクトデザイナーの幅は広い
プロダクトデザイナーはいわゆる商品のデザイナーですが、その商品の幅がとっても広いので同じプロダクトデザイナーでもその人の経験や知識が全く異なるというのはよくあることです。
実際に家電メーカーのプロダクトデザイナーに限定したとしても、冷蔵庫や電子レンジなどを手がけるようなプロダクトデザイナーとゲーム機を手がけるようなプロダクトデザイナーでは求められる知識も技術も人脈も大きく異なってきます。
その中でもかなり特殊かつプロフェッショナルな集団と言われているのがバイクや自動車を手がけるデザイナーです。
時代を象徴するようなバイクや自動車を担当したデザイナーはそれだけで一生世の中に名前が残り、まさに時代の寵児といった扱いを受けることになるでしょう。
今回はそんな自動車やバイクにおけるプロダクトデザイナーに注目します。
自動車業界やバイク業界を改めて考える
日本における自動車業界やバイク業界はホンダ・トヨタ・日産・マツダ・スズキ・カワサキなどいわゆる最大手の企業がズラッと出てくるでしょう。
実際に彼らは昭和の時代から平成令和へと時代が変遷としていく中で輝きの質が変わりつつも日本が世界に誇るメーカーとしての地位は確立し続けています。
そういった企業におけるデザイナーとしての地位を気づけた人は、いわゆるデザイナーとしての一つの到達点に近い人材でありうらやましがれる立場でもあるでしょう。
しかし、世界への影響力が強いバイクや自動車を手がけることになるということは、それだけ必要になる知識も技能も経験も人脈も求められることになるため、よりプレッシャーがかかる立ち位置とも言われています。
求められる資質は?
自動車やバイク業界におけるプロダクトデザイナーが求められる能力はデッサン力や物作りに対する愛情だけではありません。
それらの商品にまつわるあらゆる知識を高レベルで求められます。
外装・内装・色・形状・素材など様々な要素から成り立つバイクや自動車をデザインするには見た目の美しさ以外にも機能性や利便性や安全性も求められるのです。
さらにはコストがどうなっているのかを探りつつ、それらの商品が日本以外に世界に対してヒットする商品になるのかを調べる力も求められてきます。
例えばバイクは同じスペックでもデザインによっても大きく人気に差が出てきますし、それは中古販売や買取時にも顕著です。
リンク:バイク買取のバイクワン
発想力や柔軟な思考力も必要
凝り固まった概念を打ち破るためには発想力や柔軟な思考力が求められますが、これはバイクや自動車にまつわるお話であり、プロダクトデザイナーに求められる力でもあると言われております。
しかし、この凝り固まった概念を打ち破るにはどうしてそのような状態になったのかを理解し解明する知恵と知識が必要になり、その業界及び会社を知る必要があるのです。
求められるものがかなりたくさんある大変な仕事ではありますが、得られるものもたくさんある職業と言えるでしょう。