3D-CADとは
3D-CADを日本語で表現すると『3次元コンピュータ支援設計』となるでしょう。
この3D-CADのコンセプトは今まで手作業で行ってきた図面作成を立体的に表現させてくれるツールであり、設計されたモノが立体化されることで視覚化も簡単になって、さらにデータ化していることで簡単に共有することができるようになっています。
大手の製品及び商品を扱っている業者ではソフトの種類は違えどこういったツールは必ず用意されていることでしょう。
それほどまでに一般的となり日本でも広まっているソフトの1つとなっているのです。
立体デザインに重要なスキル
3D-CADはこのように立体デザインをわかりやすく表現してくれるツールであり、よりわかりやすいイメージを車内でも共有するためにも必須なツールとして多くの方々が用いられている代物となりました。
こういったツールがない時代は紙に設計図やイメージ図書いて、わかりやすくするために試作品を作ったり立体図を作るといったやり方をしていましたが、今では3D-CADを使ってデザインすることが出来ればそのソフトを見られる環境にある方ならばデータとしていつでもどこでも見られるようになったのです。
そのため、自分のデザインを見てもらいたい人、見せる必要がある人にとってはこの3D-CADを使いこなせることも求められるようになり、データを設計する側から製造する側まできちんと確認できる状態にすることを求められる時代になりました。
様々な業種に必要な3D-CAD
こういった3D-CADを使う業種で思い浮かべる人が多いのはやはり建築業界でしょう。
建築業界でも構造物の知識を用いて3D-CADで図面かしてデータにし、多くの方々が簡単に見られるようにする必要があります。
自動車や家電や機械などの業界でも設計図の作成に用いられますし、家具やインテリアを作る業界でも必須級になっています。
他にも福祉業界や介護業界でも設計製図をするために用いられたり、アパレル業界でもパターンの作成や型入れなどの目的で用いられる様になっています。
このように様々な業種において用いられるのが3D-CADであり、これらのソフトを使った表現力もまたデザイナーの人達には求められるようになったのです。
効率化の時代にデザイナーも乗っかる必要がある
一部のデザイナーの方々にとって、こういった便利なツールはデザイナーとは本来無縁であるという声もあります。
これらのツールは効率化するために作られたものであり、意匠デザインなどを手がけるデザイナーの立場にある人達にとってはきちんと表現出来るものが作成できて伝えることが出来れば問題なかったのです。
むしろこういったツールを使う能力よりも自分の引き出しを増やして様々な角度からアプローチできるデザインセンスこそ必要という声も多数あります。
しかし、今ではこういったツールを用いて3Dのモデリングができることも求められているので、デザイナーを志す方は目指す業界で主流となっている3D-CADの知識や経験も求められるようになっているのです。