色使いのシステムを学ぶ「色彩検定」
色彩検定とは、色の仕組みや配食技法などの色の基礎を学ぶ検定です。
1990年、文部科学省のサポートにより公的資格となりました。
1級、2級、3級、UC級の4レベルに分かれています。
試験方法は基本的にはマークシート方式で、2級と1級のみ記述問題が設けられています。
試験は夏季と冬季の年に2回行われ、2022年には56,553人が受験しました。
合格率はレベルによって異なり、UC級が85%、2級・3級はおよそ80%、1級およそ40%の合格率となっています。
狭き門というわけではなく、しっかりと準備をすればある程度のレベルまでは通用します。
試験内容は、光と色、色の表示、色彩心理、色彩調和などの知識が基礎になります。
レベルが上がるにつれて、それらに「文化」や「ビジネス」などが絡むようになります。
受験資格の基準は特に設けておらず、誰でもどのレベルからでも受験が可能です。
ただ、受験には6,000円から15,000円かかるので、自分に合ったレベルから受験するべきでしょう。
仕事に活かせる色彩の知識を学ぶ「カラーコーディネーター検定」
カラーコーディネーター検定は、ただ単に色に関する知識を学ぶだけでなく、その知識をビジネスシーンで活かす方法を学びます。
例えば、会社のプレゼンで使うパワーポイントをキレイに見せるとき、商品のディスプレイを効果的に行うとき、SNSマーケティングで使う写真やフライヤーなどを効果的に利用したいときなどに役立ちます。
レベルは「スタンダード」と「アドバンス」の2種類のみで、2022年には合計で8,000人近くが受験しています。
合格率はスタンダードで80%、アドバンスで60%となっています。
オンラインでの受験が可能で、受験時間も指定された期間内であればいつでも好きな時に開始することができます。
受験期間は3週間弱で、受験費用はアドバンスが7,700円、スタンダードが5,500円となっています。
受験資格の基準は設けられていません。
デジタルアートに必須「CGクリエイター検定」
CGクリエイター検定は、デジタル媒体を使った表現力やコミュニケーションスキルを鍛えることができる検定です。
公益財団法人CG-ARTSが主催しています。
CGを使った2次元映像、カメラワークやモデリングなどの現場で役に立つ技術から、知的財産権に関する知識やプロダクションワークなどの仕事で役立つ知識まで、網羅的に身に付けることができます。
試験は年に2回行われます。
検定料は、ベーシックが5,600円、エキスパートが6,700円となっています。
受験資格に制限はなく、誰でも試験を受けることができます。